パラバトミントンの世界で連勝をし、注目されている里見紗李奈さん。
その活躍は一体どのような秘訣に支えられているのでしょうか?
里見紗李奈さんの数々の名言には、その秘密が隠されているのかもしれません。
そこでこの記事では、里見紗李奈さんの名言を10選紹介し、その中に込められた連勝の秘訣を探ります。
彼女がどのように逆境を乗り越え、目標を達成し続けてきたのか、その内面を覗いてみましょう。
【里見紗李奈】名言集10選!
パラバトミントン界で輝かしい功績を持つ里見紗李奈選手。
彼女の言葉には、競技への情熱や困難を乗り越える力が詰まっています。
そんな里見選手の心に響く名言を10選ご紹介します。
名言集①
「シングルスとダブルスで金メダルを獲れたことは、とても嬉しいです。特にコロナ禍での開催自体が感謝です。」
パラリンピックでの成功に感謝しながらも、とても謙虚な姿勢が伺えます。
コロナ過でパラリンピックの開催が危ぶまれていただけに、これまで以上にパラリンピックに出場できる喜びが溢れ出たのでしょう。
名言集②
「パラバドミントンの存在を知るきっかけを作りたい。」
競技の認知度向上に対する情熱と、その達成感が伝わってきます。
「パラバドミントンっておもしろいな」「こんなスポーツがあったのか」といった書き込みをネットで見つけると、知ってもらえて嬉しくなるそうです。
名言集③
「試合中、声を出して自分を鼓舞することで、気持ちを高めていきました。」
自分を鼓舞するための方法を具体的に語っています。
選手によって集中したり鼓舞したりする方法は様々です。
里見紗李奈さんは「頭の切り替えもスムーズにできて、ここを落としても大丈夫だと思うことが次の展開につながった」と東京パラリンピックでの勝利へと繋がったエピソードです。
名言集④
「プレッシャーはないと答えるが、実際は夜中に足が震えることもありました。」
内に秘めた葛藤とプレッシャーとの戦いが垣間見えます。
取材でプレッシャーについて聞かれたときには、ないと答えたそうです。
しかし考えていると夜中に足が震えるような感じになったそうです。
世界ランキング1位、第1シードだと言われるのはプレッシャーでもあり、やはり結果を残さなければという気持ちがあったのだと思います。
名言集⑤
「交通事故で車いす生活になったけど、パラバドミントンに出会って人生が変わりました。」
挫折からの再起と、新たな挑戦への感謝の気持ちが込められています。
自分のように挫折を味わっても、一歩踏み出して何かを始めてくれる人が増えて欲しいのでしょう。
辛さがわかるだけに、この言葉が心に刺さる方はいるのではないでしょうか。
名言集⑥
「世界選手権での優勝以来、プレッシャーは自然に肩にのしかかりました。でもそれが力になった。」
プレッシャーをモチベーションに変えた強さが感じられます。
パラリンピックは心の勝負でもあるのでしょう。
2019年世界選手権シングルスを制して以降、追われる立場になったため「プレッシャーはない」と口にしつつも、「金メダルを取らなくちゃ」という思いが生まれました。
パラリンピックのことを考えるたび、手が震えたそうです。
「本当は恐かった」と語っていますが、見事にプレッシャーを力に変えることができました。
名言集⑦
「試合後、家族やトレーナーとの会話が気持ちを切り替える助けになりました。」
家族や周囲の支えの大切さを痛感している様子がわかります。
試合後は自ら連絡を取り、何気ない会話を交わしたそうです。
周りのサポートがあっての活動、ということを身に染みて感じているのでしょう。
名言集⑧
「ちょっとずつ、いいことが増えていくと、『車いすになってよかったな』と思える。これから先の人生は、『車いすになってよかった』と思える人生になる。」
今は辛いかもしれないけど、時間が経てば大丈夫だよ、というメッセージが伝わってきます。
勇気を出して違う世界に入ると、必ず新しい出会いがあるのだと感じました。
名言集⑨
「長いラリーの中で声を出すことで、一本一本に集中できました。」
集中力を高めるための具体的な方法を共有しています。
一気に土俵際まで追い込まれた時、慌てずに「がむしゃらに泥臭くやるだけ」といっそう声を出したそうです。
名言集⑩
「パラバドミントンを通じて、自分が変わることができました。だから、一歩踏み出す勇気を持ってほしいです。」
自分の経験を通じて、他人にも勇気を与えたいという思いが伝わります。
「健常者のときからは想像できないところにいるな」と思うそうです。
車いす姿を知り合いに見られるのが嫌で、引きこもりになった時期も。
だからこそ、同じような境遇の方への応援の気持ちが働くのだと思います。
【里見紗李奈】パラバトミントン連勝の秘訣とは?
パラバトミントン界で目覚ましい活躍を続ける里見紗李奈さん。
その強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?
彼女の連勝を支える3つのポイントに迫ります。
逆境を乗り越える競技への情熱
里見紗李奈さんの人生は決して平坦な道のりではありませんでした。
高校3年生だった2016年5月、交通事故で脊髄を損傷し、両下肢に障がいが残るという大きな試練に直面することになります。
しかしその逆境を乗り越え、新たな道を切り開いたのです。
翌年2017年の春、中学時代にバドミントン部に所属していた経験もあり、父親の勧めでパラバドミントンを始めることにしました。
最初は趣味として始めた車いすバドミントンですが、仲間とともに各地の体育館でシャトルを追いかけるうちに、競技への情熱が芽生えていきます。
2017年8月のデビュー戦でシングルス3位に入賞し、その年の12月には日本選手権でシングルス準優勝という結果を残しました。
このように逆境を乗り越える競技への情熱が、連勝を支える大きな要因となっています。
高い目標設定と意識の変化
里見紗李奈さんの飛躍の背景には、常に高い目標を設定し、それに向かって努力し続ける姿勢があります。
2018年7月のタイ国際大会では、日本のエース・山崎悠麻選手と組んでダブルスに挑戦しました。
この経験が大きな転機となり、東京2020パラリンピックでのメダル獲得を目指して意識が大きく変わります。
2019年のパラバトミントン世界選手権ではシングルスで初優勝を果たし、国際舞台での実力を証明しました。
そして2021年の東京パラリンピックではシングルスとダブルスの両方で金メダルを獲得するという偉業を達成。
「シングルス、ダブルスともに優勝し、連覇すること」を目標として掲げており、その高い目標に向かって努力する姿勢が強さの源となっています。
支え合う仲間と家族の存在
里見紗李奈さんの成功の背後には、支え合う仲間と家族の存在があります。
試合での勝利や敗北のたびに、支えてくれたのは家族やトレーナー、そしてチームメイトたちです。
特にダブルスでペアを組む山崎悠麻選手との信頼関係は、力強い存在なのだと思います。
試合で苦しい場面に立たされた時、家族やトレーナーの存在が支えてくれ再び立ち上がる力を与えているのでしょう。
試合後の何気ない会話や励ましの言葉が、彼女の心を落ち着かせ、次の試合への集中力を高める助けとなっているようです。
周囲のサポートと支え合う仲間の存在は、里見紗李奈さんの連勝を支える大きな要因となっています。
まとめ
里見紗李奈さんの名言集!パラバトミントン連勝の秘訣とは?についてまとめました。
里見紗李奈さんの内なる強さを言葉から学ぶことができ、皆さんも自身の目標に向かって一歩踏み出す勇気を得られたのではないでしょうか。
里見紗李奈さんの連勝の秘訣は、逆境を乗り越える強い意志、高い目標設定と意識の変化、そして支え合う仲間と家族の存在にあります。
今後もパリオリンピックの舞台で、さらなる期待に答えてくれることでしょう。